「ジャーナリストに国境はない」アディダスの年次総会に紛れ込む

独仏メディアは8日、「ジャーナリストに国境はない」組織員がアディダス社の年次総会に紛れ込み抗議し、五輪スポンサーのアディダスに人権問題を借りて中国に圧力をかけるよう求めたと報じた。このやり方はアディダスのハイナー最高経営責任者の不満を引き起こし、彼はこれらの人権分子を「口車の説教師」だと非難した。 
ドイツのメディアプラットフォームのウェブサイトが8日付で報じたところによると、ドイツのフェルトで行われたアディダスの年次総会には、「ジャーナリストの国境なき」メンバー数人が紛れ込んだ。同組織のシュフォード氏は大会で、「五輪憲章は五輪に社会平和の維持と個人の尊厳の保障を要求している。アディダスにはこの原則に従う義務がある」と述べた。
AFP通信は8日、「ジャーナリストに国境はない」とする組織アジア太平洋支部のビンセント責任者が、アディダスに同組織が起草した「責任憲章」に署名するよう求めたと報じた。一方、ヘナ氏は発言の中で、アディダス社の人権問題に対する態度は非常に厳粛だと述べた。
AFP通信によると、「ジャーナリストに国境はない」組織はアディダスの株を購入したことで同社の年次総会に紛れ込んだという。先月、同組織は同じ方法で別の五輪スポンサーであるコカ・コーラ社の年次総会に紛れ込んだ。
ドイツのタイム誌によると、「ジャーナリストの国境なき」組織のやり方がハイナー氏の不満を呼んでいる。五輪スポンサーとしてアディダスは政治に介入せず、道義的な脅迫も受けないと述べた。「アディダスは政治会社ではありません。私も政治家ではありません。他人の行動を左右しようとするやり方は何の成果も得られません」とヘナー氏は言う。