アディダスの第1四半期の利益実績は1億6900万ユーロ

アディダスはこのほど、第1四半期の純利益が前年同期比32%増の1億6900万ユーロとなり、アナリストの予想を1億5600万ユーロ上回ったと発表した。同社が発表した業績によると、第1四半期の純利益は大幅に上昇し、2大ブランドのアディダスとTaylorMade-adidasGolfの販売増加と収益性の向上のおかげだという。 

グループ会長ハーバート？ハイナー氏はこのほどインタビューに応じ、同社はアジアを今後数年で最大の成長市場と見なしており、2010年までにグループのアジアでの売上高は現在の20億ユーロから35億ユーロに向上すると述べた。アディダスグループは2010年までに中国で10億ユーロの売上高を達成するという。このため、今後数年間で中国におけるアディダスストアとリーボックストアはそれぞれ5000店と2000店に増加する。 

2010年までに、中国のスポーツ産業の生産額は281億2000万元に達し、米国に次ぐ最も潜在力のあるスポーツ用品消費市場とされている（日本は3位）。アディダスが中国市場を迅速に獲得できなければ、世界市場競争の新たな失敗を予告するしかないことは間違いない。アディダスのハイナー社長は、「アディダスは2008年に中国の第1ブランドになり、2010年までに中国での販売は10億ユーロに達してほしい。中国と日本の2地域は北米に次ぐ第2の市場になるだろう。